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  Present for you 〜わたしをあ・げ・る〜   (Nail 2003/04/11)
ジャンル 従姉同棲ADV  
特徴 ・幸せとは大切な人の幸せを願うこと
・笑います、泣きます、心温まります
・全然エロくね。エロがない!?
《あらすじ》

主人公、真田俊輔は美術部に所属する高校生。
彼が文化祭の出品した作品は、幼い頃の僅かな記憶に残る少女の絵。
出会った少女が今は見目麗しく成長したであろう姿を想像して描いたものだった。

そんなある日、突然目の前に自分が描いた絵と同じ少女が現れて…。


《主要人物》


立花千春(たちばな ちはる)
 主人公の許婚。
 教育実習生として主人公の高校に赴任することになり、結婚生活の予行練習ということで、強制的に同棲することになる。
 世間ズレている節があり、突拍子もないことを言い出したり、臆面もなく拗ねてみたり、あどけなさが残るカワイイお姉さん。
 主人公に『幸せになってもらいたい』と公言し、文字通りあーんなことやこーんなことなどして、健気に主人公を喜ばせようとする。


藤原まどか(ふじわら まどか)
 主人公の同級生で有名なヴァイオリニスト。
 学園の羨望を一心に浴びている美少女、主人公も密かに憧れている。
 あまりにも才覚があるせいか、みな敬遠しており、親しい間柄の友人はいない。
 しかし、実際話してみると、とても気さくで、お茶目なんかもするとても気立てのいい子。
 


源本留美(みなもと るみ)
 主人公の幼馴染。
 竹を割ったような性格で、思ったことはすぐ口にするタイプ。
 いつも小馬鹿にしたような態度をとる。臆面もなくオヤジギャグや下ネタを言い放って主人公にツっこまれている。
 しかし、演劇部では真剣に取り組んでいるようで、人が変わったかのように凛々しい姿を見せる。



平良理沙(たいら りさ)
 主人公の後輩で美術部員。
 明るく賑やかな性格で、喜怒哀楽が激しく表情がコロコロ変わる。
 主人公のことを一途に慕っており、抱きついたり、我儘を言ったり力いっぱい甘えてくる。美術部に入る半年前は全く絵の素養はなかったが、主人公と指導と本人の頑張りで一端の絵が描けるようになった。


《感想》
 
 OHPのキャラ紹介にあった、まどかと理沙ちん(w)のセリフのやりとりが、自分の好みに合いそうだってので、体験版をやってみたら、想像以上にシナリオが良く出来ていたので購入しました。
 
 押しかけ許婚と同棲生活なんて、シナリオが薄いオカズゲーの安直な設定に思われますが、進行するごとに切迫してくるストーリー展開で、のめり込んでいくこと間違いありません。
 
 シリアスな部分とオカズ向けのシナリオが、くっきりと分かれている、というのがシナリオの特徴でしょう。
 丁寧に心理描写されていて、感情移入ができるようにプレイヤーをうまく誘導してくれます。
 
 ただ、シリアスに進行していたのに、急にピンキーな場面に切り替わったりするので、少し冷めます。
 オカズ向けの部分は余計だったかなーという印象を受けます。それだけ土台がよく出来ていたという証拠でしょう。
 
 各ヒロインと親しくなる課程で、彼女たちの色々な悩みや葛藤に直面することになります。それを主人公が解決するように手助けするというのが、基本的なストーリー。
 
 BGMが切なさが入り混じった曲調で、物語を盛り上げてくれます(音源替えただけの使い回しも若干目立ちますが;) 声優さんたちの演技力も問題は全くなし。
 
 各キャラのシナリオの中で、千春先生の謎が度々浮き彫りになってきて、最終的にはその謎が解けるというのが全体的な流れです。
 
 留美⇒理沙ちん⇒まどか⇒千春先生
 
 この順番に攻略していけばいいでしょう。
 むしろ、千春先生は「絶対に最後にしなければいけません」
 
 個性的なヒロインたちのやりとりが絶妙なので注目してください。
 キャラが立っていると、ゲームがうまくまとまるからいいですな(´ー`)y─┛~~
 
 
 さて、エロの部分にも触れておきましょうか。
 
 原画担当は椎咲雛樹さん。
 目が大きくキラキラしていて、すごくキャラがかわいいですね。
 照れたり、主人公に笑いかけてているときのヒロインの表情が、特に目を惹きます。
 
 ただ、エッチシーンや所作のあるイベント絵に関しては、身体のバランスが崩れていているな〜という感があります。
 背景とのマッチングや陰影も少し不自然。今後はもう少し画力UPを期待したいですね。
 
 下記に回想シーン数が書いてありますが、「わたしをあ・げ・る」というサブタイトルやOHPの売り文句の割に、驚愕するほど薄いです。
 
 千春先生以外のヒロインについては、エンディング時の1シーンのみ。
 
 千春先生も挿入ありは、ストーリーの最後の部分で2シーンだけ。
 OHPで紹介している「おねだりシステム」はコスプレはしてくれるものの、そのままHへ…という展開ではなく、フェラなどのCGを使い回すだけ(コスチューム差分すらない;)というお寒い内容。
 なぜか、下着履いているのに局部にモザイク入っているし…w
 
 抜きゲーとして求めるなかれ と断言しておきましょう。
 プレイ自体も控え目。
 
 
 最後にシステム部分について補足。
 
 おねだりシステムは前述したとおり蛇足ですが、既読スキップ、バックログなど基本的な機能はあるので、まあ無難な仕様。
 多少、動作が不安定なところがあるようなので、もしそういった症状が出た場合はOHPのパッチを当てる必要があります。
 
 選択肢で各ヒロインルートに分岐。
 それほど難解ではありませんが、微秒な選択肢でハッピーエンドに行き着かなかったこともあるので、フラグ判定はやや厳しめ。
総評・ゲーム詳細データ
 まさに隠れた名作とはこのゲーム。
 実用性はそこそこ、パッケージやOHPで公開されている情報とはかなり格差があります。
 オカズゲーとして買うと、期待はずれになってしまいますが、泣きゲー・シナリオが秀逸なので、そこら辺のジャンルをやりたい人には薦めたいタイトルです。
CG枚数 77 HCG率 35% シーン数 10+
処女率 4/4 プレイ嗜好 ムーディー、オーソドックス、奉仕 音声 女性のみ
選択肢 マルチエンド 音声再生
既読スキップ バックログ オートプレイ
セーブ数 35 クイックセーブ    
CG鑑賞 シーン鑑賞 音楽鑑賞
ディスクレス        
・自動セーブで最後にプレイしたシナリオのロード可能
・オートプレイはスキップ機能として統一されているので切り替えにやや難あり

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