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  りこりす−lycoris radiata−
   
(Terios 2006/3/24)
ジャンル 遭難、メイド三姉妹共同生活ADV
特徴 ・CGエロい素晴らしい
・シナリオ崩壊、矛盾だらけ
・メイド、ガーター着衣Hがイカス!
《感想》
 
 テリオスのメイドもののアドヴェンチャーゲームです。
 
 大学の夏休みを利用して、ヨットで列島一周を目指していた主人公が、
 途上、遭難し流れ着いた孤島で三人のメイドと出会う。
 
 事情を理解した彼女たちの計らいで、
 壊れたヨットを修理するまでの12日間、
 彼女たちが住んでいる洋館で面倒を見てもらうことに、というのがあらすじ。
 
 メイドものと銘打っているものの、メイド服を着てるだけですね。
 主人公はお客様、自分(ヒロイン)たちはメイドという体裁は取っているものの、
 かしこまった職業的な雰囲気は薄く、林間学校の集団生活を模しているような感じ。
 
 そんな中で主人公とヒロインが惹かれ合っていくというベタな話なわけですが、
 12日間という制約があるため、船の修理の傍ら1週間で恋仲、残りの期間でH三昧、エンディング。
 
 すっげ〜ハードスケジュール(笑)
 
 ストーリーの尺が短すぎ。
 強引かつ早い展開のせいで、まったりいちゃいちゃする時間がなくて、
 全然楽しくなかったです。
 
 リミットが12日間というのは、ストーリー上理由があるわけですが、
 ストーリー展開がバタバタするぐらいなら、もっと長い期間にしても良かったんじゃないですかねー。
 仮に1ヶ月だとしても不都合が出る設定ではないし、
 ご都合主義なんだから強引な理由で期間を延ばしても問題はなかったと思うのですが…。
 
 設定が無茶苦茶なくせして、なぜかリミットだけは律儀に守るという不思議w
 
 ボリュームもそうですが、
 設定やストーリーの整合性についても、いい加減なところが多い。
 
(ネタバレ部分のため背景と同色)
 
 細かいツッコミどころ満載。
 
 りこりす(lycoris radiata)の和名は彼岸花。
 ゲームの重要なキーワードである彼岸は、仏教用語なのでわざわざラテン表記するのはいかがなものか。
 
 洋館、メイド服という西洋文化はミスマッチ。
 彼岸に準じるのであれば和式が適当ではなかったのか。
 
 まあ、聞こえを良くするために、ただ訳しただけだと思いますが、
 教養がないというかセンスがないですね。
 
 ヒロインの設定も微妙…。
 浮世ならざる世界で隔離されて生きているはずが、
 言動や立ち振る舞いに時代錯誤の部分が見え隠れします。
 
 よせばいいのに、お笑いネタや流行語を引用するから余計に不自然さが助長してます。
 
 結依にいたっては出自が日本でないのに(続璃も怪しい…)
 味噌汁を煮干で出汁を取って作るとか、あまりに馴染みすぎてやいませんか?
 言語が違うはずなのに普通に会話してるし。
 
 コミュニケーションが取れないので、こだわる必要はないと思ってますが、
 ご丁寧に「日本語だから云々」なんてセリフを出された日には、
 意識しないわけにもいかないでしょう。
 
 異文化、言語問題を濁しておくなら、疑問を持たせるような表現は出すべきではない。
 わざわざ墓穴を掘ったようなものです。それでいて明確な説明はなく放ったらかし;
 
 思いつきでペタペタ個性をくっつけたような感じがするので、
 キャラに全く愛着がなかったですね〜。
 
 
 最たるものは、彼女たちは人外の存在なので鏡に映らないという設定。
 
 水・面・に・は・頬・を・赤・ら・め・た・彼・女・の・表・情・が・映・っ・て・い・る
 
 これはどういうこと? これはとんちかなw
 
(以上、ネタバレ終了)
 
 ヨットを修理して島を去るというのが前面に出てくるため、
 彼女たちにアプローチしていいものなのかどうか、
 主人公の方向性が良く分からないので、
 今ひとつ動機付けが弱いというか、ゲームに対する積極性が湧いてこない。
 
 主人公とヒロインたちの距離感も、どこかよそよそしくて、
 プロセスを辿っている感覚が全然しない。
 
 文章表現自体は水準には達していますが、
 こんな心理状態でプレイしていると、彼女たちの細かい趣味や生い立ちの話が出てきても、
 ただ、容量稼ぎの目先の描写にしか思えません。
 
 想いを告げてから怒涛のようにHシーンが展開される落差の激しさも釈然としないですね。
 
 テキストに手間をかけたくない制作側の意図が何となく見えてしまいました。
 
 好意的に解釈しようとしたのですが、
 お粗末なところが目に余って、どうしようもありませんでした。
 
 ストーリーは軽く流す気持ちで読むのがいいでしょう。
 
 シナリオはキャラごとに選択肢で分岐。
 最初の2、3個目の選択肢ですぐ個別のキャラルートに入ります。
 以降の選択肢でHシーンやエンディングに差異が出てきますが、
 難易度は低いので、すぐにコンプできます。
 
 
 CGはさすがテリオス・クオリティー、(原画担当の)横田守マンセーと言ったところ。
 メイド服の描き込みが細かいですね〜。陰影塗りもうまいです。
 よくよく見ると3人とも違うメイド服ですね。
 巨乳キャラは気品とほのかな色気が、ロリキャラは可愛さが強調されていて素晴らしい。
 
 Hシーンのほとんどが、メイド服着用か、カチューシャまたはガーターのみ付けた裸身。
 それがアクセントとなって直撃してきます。
 
 メイドというベタなコスプレネタ、Hの構図もオーソドックスで変化に乏しいけれども、
 この剛速球は来ると分かっていても打てません(謎)
 
 
 Hシーンはヒロインごと4〜9。
 その中に3Pの組み合わせが満遍なく1、2シーンあるという構成。
 ちなみにハーレムはコンプ後のおまけとして1シーンあります。
 
 雰囲気はメイドご奉仕系は薄く、恋人H色が強い。
 プレイスタイルはオーソドックス。
 挿入−射精が主体で、その前後に愛撫やフェラなどがくっついている感じ。
 
 フェラのみのシーンもあり。
 フェラでは必ず射精に至り、全体的にフェラシーンが多いのは、
 個人的にはすごく喜ばしいことです^^
 ただ、ちゅぱ音が控えめでテキスト描写が淡白なのが非常に無念。
 
 初心なキャラ設定だから仕方ないとはいえ、
 シーンが多くて力を入れているようで、あっさりしてましたね。
 もう少しねちっこさや射精後も優しく弄る描写があって欲しかった。
 
 CGの構図はフェラにマッチしていて声優さんの能力も高いんですけどね。
 今ひとつ盛り上がらなかったのは、本当に遺憾としか言いようがない。
 
 
 そう、全てはテキストが原因なのです。
 Hシーンもストーリー同様、尺が短くて淡白。
 性急すぎる感があり、焦れて高まってくる部分や事後の余韻に浸れる間が全くないため、
 実用面でかなりマイナスになっています。
 
 Hシーンが苦手なライターさんが書いたのかな。
 
 グラフィックや声優さんの技量は実用向けなのにテキストは非常に形式的。
 エロ重視なのかストーリー重視なのかゲームカラーが落ち着いてなくて、
 プレイしている方は非常にやりづらい。
 
 
 もう少しコンセプトを明確にして欲しかったです。
総評・ゲーム詳細データ
 CG・システム周りの完成度は高水準ながら、シナリオが質量ともに足を引っ張っているため、全体の仕上がりが安っぽい印象を受ける。
 実用面では描写が淡白でCGや声優さんの演技が活かしきれておらず中途半端。
 絵だけゲーの典型。原画家信者ならば一定の満足は得られるが、それ以外の要素を求めるのは厳しい。
CG枚数 104 HCG率 62% シーン数 26-
処女率 4/4 プレイ嗜好 オーソドックス、メイド 音声 あり
選択肢 マルチエンド 音声再生
既読スキップ バックログ オートプレイ
セーブ数 100 クイックセーブ    
CG鑑賞 シーン鑑賞 音楽鑑賞
ディスクレス ×        
りこりす="lycoris radiata"=彼岸花
オートセーブ機能あり

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