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  大航海時代V Costa del Sol   (コーエー 2003/5/16)
ジャンル 海洋冒険ロマンSLG
特徴 ・世界の海を大冒険
・歴史ネタ満載
・難易度は高め
《感想》

 レビューはベスト版を元にしています(オリジナル版は1996年発売)

 大航海時代をモチーフにした、海洋冒険シミュレーションゲームです。
 プレイヤーはポルトガルかイスパニアの冒険者となり、帆船で海を旅して未知なる大陸や財宝を発見しながら、世界一周航路を開拓するのが目的です。

 初めにお断りしておきますが、歴史的建造物や大陸などは元々そこにあるものなので「発見」や「新大陸」などという表現は厳密に言うと誤りです。
 しかし、このゲームはあくまでヨーロッパ中心の世界観なので、便宜的にそういう言葉が使われています。

 最終的な目的は世界一周ですが、フリーシナリオなので、どういう行動をするかはプレイヤーが自由に決めることができます。

 じゃあ、いきなり世界一周してクリアじゃん…とはいきません。
 プレイをしている我々現代人にとっては、地球が丸いというのは常識ですが、ゲームの舞台となる時代では何も裏付けがありません。
 そんな状態で、駆け出しの冒険者が仮に一周したところで、認められるはずもないのです。長期航海には莫大な資金も必要ですし。
 まずは冒険に出て様々な航路や遺跡、財宝などを発見して実績を積み、資金を蓄え、色々な知識や経験を積み重ねた上で、ようやく世界一周に挑戦することができるようになります。

 そこら辺はゲームシステムとして調整されており、世界一周に限ったことではなく、基本的にヨーロッパから離れたものほど、難易度が高くなっていて、上記のようなステータスが必要になってきます。


 このゲームの面白さは大航海時代の雰囲気に浸れること。未知なる物を求めて旅する冒険家の気分になれるところです。
 あたかも、自分が一番最初に発見した!という喜びの体感をできるのが醍醐味。
 その地方ごとにマップの街並みが変わったりする細かい演出も、思わずニヤリとしてしまいます。
 当然、母国を離れたら言葉も通じなくなるので、現地の言語を話せる通訳を仲間にするか、あるいは自分で身に着けるかなど、なかなか一筋縄ではいかない不便さが、逆に遠くまでやってきたんだという気持ちにさせてくれます。

 もちろん「新大陸(アメリカ)」や「黄金の国ジパング(日本)」も我々にとっては既知の存在でなので、それをなぞったところで何の感動もない、という冷めた見方もできるわけですが、中には空想とされている財宝やイベントなども多く織り交ぜられているので「教科書にはない」冒険を楽しむことができます。


 ゲームシステムはマップ画面とコマンド選択が基本になります。
 マップは「港・街」と世界地図に分かれています。

 港や街では、主に冒険の準備や情報を集めるのがメイン。マップ上には色々なスポットがあるので、船に水や食料を積み込んだり、探している財宝の噂を酒場で聞き込みしたりします。
 情報を得て準備が整ったら、いよいよ出航。大海原に旅立ちます。

 出航すると世界地図の移動画面に切り替わり、マウスで進路を指定しながら目的地を目指して進みます。
 移動は海洋だけでなく陸地に上陸して探索することもあります。
 そして、目的地について探索をしたらまた港や街に戻る。基本的にその繰り返しです。


 色々なパラメーターがあるので戸惑ってしまいますが、初心者用に予めチュートリアルをしながらゲームを進めることができるモードがあるので、不安な人は慣れるために最初はそのモードでプレイすると良いでしょう。


 ゲーム全体の難易度は高いです。
 時間の概念があるので、ドラゴンクエストなどのロールプレイングゲームで、じっくりレベル上げしてキャラを強くしてから先に進もう、というようなプレイスタイルはやり難くなっています。
 時間の経過とともにプレイヤーの分身である主人公も歳を取って行くので、じっくり資金を貯めて、知識や全技能を修得してから…などとのんびりやっていると、世界一周はおろか、大した成果を上げられず引退ということになってしまいます(※)

 ゲームには主人公のライバルとしてコロンブスやマゼランなどのNPCが登場します。モタモタしていると史実のように彼らが未知の発見をして、先を越されてしまうこともあります。

 なので、限られた資金や人材をいかに効率よく運用して冒険を進めていくか。マネージメントも大切になってきます。またそれをうまくやりくりしていくのが、このゲームの楽しさのひとつです。

 それとゲームオーバーになる可能性が結構あるというのも難易度を高くしている要因です。
 遺跡の謎解きイベントやミニゲームで間違えたり、航海中に水や食料が尽きたり、海賊に襲われて逃げ切れなかったりすると、即ゲームオーバーになります。

 もちろん、セーブしたところから再開することは可能ですが、なかなかシビアなところがあります。まあ、緊張感があっていいという解釈もできます。


※ 引退=ゲームオーバーではありません。あるイベントをこなしていれば世代交代(主人公変更)で続行可能
総評・ゲーム詳細データ
ストーリー性はないが、歴史的なものがたくさん出てくるので、冒険家気分を味わいながら、歴史に思いを馳せるのもまた良し。
自由度が高く難易度も高めだがゲームバランスはうまく調整されている。
CG枚数 HCG率 シーン数
処女率 プレイ嗜好 歴史、大航海時代、冒険 音声 なし
選択肢 マルチエンド 音声再生
既読スキップ バックログ オートプレイ
セーブ数 1 クイックセーブ × 主人公名変更
CG鑑賞 シーン鑑賞 音楽鑑賞 ×
ディスクレス ×        
XP以降のOSは非対応。ただしレビューをする上でXPの互換モードで問題なく動作しました

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