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  下級生2   (エルフ 2004/8/27)
ジャンル 学園恋愛SLG
特徴 ・門井先生最高!(・∀・)イイ!
・(たまき書いた)シナリオライター(・∀・)カエレ!!
・ツンデレ七瀬LOVE
・複数同時攻略推奨恋愛ADV
《あらすじ》
 高校生活最後の1年を体験できる、恋愛シミュレーションゲーム。
 様々なヒロインと出会い、関係を深めながら思い出を作っていきます。
 
 
《感想》
 
 今は懐かし恋愛シミュレーションゲームの新作ですね。
 
 Win版リメイクを省けば、およそ8年ぶり(1996年)のリリース。
 
 なぜ、今さら下級生シリーズを出すのか疑問ですが、やはりPC98世代をターゲットにしているからでしょうか。
 リメイクや外部の作家に新作を頼るエルフの現状が、ちと垣間見えます。
 
「名作」として語られている下級生ですが、今はエロゲー全盛・飽和状態。そんな時代にどういった評価が下されるのか。
 
 
 原画担当は前作に引き続き、門井亜矢さん。
 バストアップの顔の輪郭とか身体のバランスが悪かったので大丈夫か? と思いましたが、1枚絵は全く問題ないですね。シーンの構図やヒロインの表情、仕草もすごく良く描けてます。
 臨場感があり、表情がアップになる時なんかは息遣いが聞こえてきそうです♪
 
 門井さんの絵柄はエロシーンが薄い、という印象があったのですが、今回はかなり改善されてます。
 挿入シーンは男もしっかり描いてあるし、シナリオと連動してますが、プレイ自体も結構濃い事やってます。
 グラフィックスのクオリティーに関しては、全く文句のつけようがないですね。
 CGのクオリティーはさすがエルフ。丁寧に作られています。
 
 
 ゲームはシミュレーションゲームです。
 マップ上を闊歩し、学園や街の至る場所に行ってヒロインと出会い、会話して好感度を上げていきます。
 
 マップ移動⇒ヒロインと出会う(イベント発生)⇒好感度上昇⇒別れる(時間経過)
 
 このサイクルの繰り返しです。いつ何時どこの場所に行くのもプレイヤーの自由(もちろん、平日は学校に行きますし、夜中は強制的に帰宅して就寝しますがw)
 
 最初は相手にしてくれなかったヒロインも、次第に打ち解けてきて、デートをOKしてくれるようになり、その先も…になります。
 
 基本的には、バストアップでの会話のみでイベントは終了ですが、まれに選択肢が出てきたり、好感度や日時、スポットなど特定の条件を満たしていると、1枚絵のイベントが発生したりします。
 
 前作では、好感度上昇に上限がなかったので、特定のヒロインと仲良くなりすぎて、秋口にはエッチできてしまい、終盤やることがなくなったりしました。
 今回は調整されていて、特定のイベントをクリアしないと、一定以上、好感度が上がらないようになってます。
 しかし、これはあくまでヒロインに費やす時間を分散したに過ぎないので、2〜3人のヒロイン狙いで行くと効率よくプレイができます(今時、複数攻略を推奨するゲームも珍しいですねw)
 
 BGMに関しては、曲数は豊富にあります。
 クオリティーに関して取り立てて言うほどのことはありませんが、個人的には「これぞ純愛系ゲーのディティール曲だ!」みたいなお気に入りの曲が結構あったので良かったです。
 
 
 ただ、オープニング曲のセンスにはちょっと引きました;
 
「18の〜真ん中で〜あぁ〜出会えて〜ホントによかった〜」
 昔ながら(?)の掛け声が入ったり…これをフルで聴ける人はかなり強者かと。
 
 っていうか「18の真ん中って」高校生の歌詞にはそぐわないような気が…。
 
 4月生まれでも18の真ん中は10月だし、それから出会って何をどうせいっちゅーねん(笑)
 
 キャラごとにエンディング曲あるし…グッズ販売の試金石か?
 もっと本編に力入れてくれよ…。
 
 結構、ツッコミどころが多いです。このゲーム。
 
 まず、CVは1枚絵のイベントシーン(Hシーン含む)しか入っていません。
 仲良くなる過程を楽しむのに、これは明らかな手抜き工事。
 正直、これには憤慨しました。
 
 
 シナリオはヒロインごとに独立していて、イベント発生させることによって進行していきます。
 基本的にヒロインがいそうな場所に行って好感度を上げ、電話番号を聞きデートに誘えるようになったら、それをひたすら繰り返してHまで持っていきます。
 ただし、前述した好感度の上限解除のイベントを逃してしまうと、Hまで辿り着けず、攻略不可になったりするので、こまめにセーブしながらやるほうがいいですね。
 
 しかし、同時に複数のヒロインを関係を持ってるのに、よくバレないよなぁ…(汗)
 ビジュアルノベルなどでは、二人のヒロインを同時に好きになったとか、深い心理描写をしないとストーリーが成立しませんが、自由度が高いゲームシステムの特性上、シナリオが断続的になるので、良くも悪くも滅茶苦茶なプレイボーイになることもできますw
 
 厳しい見方をすれば「純愛」というジャンルに当てはまらないのかもしれません;
 
 
 
 さて、個々のヒロインにも触れておきましょうか。
 
 このゲームの最大の失策はシナリオ。
 
 シナリオは複数のライターが担当されたようですが、力量の差が顕著で、
 別のゲームかと思うほど、キャラによって格差がありました。
 その史上最悪とも言うべきヒロイン以外に関して言えば、萌え要素も強く、純愛乙女路線全開で甘い気分に浸れます。
 ただただ、崩壊したヒロインのシナリオが悔やまれます(つД`)
 
(ネタバレ部分のため背景と同色)
 某掲示板で騒がれていた、メインヒロイン・たまきについて。
 深い関係にあった元カレに、主人公に気が移っているのを見抜かれて、捨てられ、自動的に主人公とくっつくことになります。
 その過程にある、人間関係や感情の動きというものが省かれているため「本命にヤリ捨てされたので、キープしていた主人公に走った」と解釈できてしまいます。
 
 追い討ちを掛けるようなHシーン中の「でも本当にカレが大好きだったから…」「元カレのより(ナニが)大きい」などの事あるごとの未練タラタラの元カレ発言。
 メインヒロインは清純でなけらばいけない、ということはありませんが、あまりの軽薄さ、疑問を感じない主人公に嫌悪感すら抱きます。
 
 非処女で経験豊富なみさき先生で、
「昔は色々あったけど…でも、今はあなただけが好きよ」的な溜飲の下がるセリフを言ってくれるだけに、なおさらたまきのダメダメ感が浮き彫りになっています。
 
 他にもひどいシナリオのヒロインがいますが、長くなるのでこれくらいにしておきます;
 
 一方的な拙いシナリオの押し付けを、まさかエルフがやるとは思いませんでした。
 かつて名作といわれた「下級生」シリーズを騙っての凶行に怒りを覚えずにはいられません。
 完全に騙されましたね。
 
(以上ネタバレ終了)
 
 一人のシナリオライターが書かなければいけないとは言いませんが、あまりにもお粗末な内容だったので、監修するなり調整をしてほしかったです。
 
(以下ネタバレデータ)
   処女:七瀬、夕璃、博子、オキエ
 非処女:たまき、香月、ふみ、みさき、実果
(ネタバレデータ終了)
総評・ゲーム詳細データ
 驕れるものも久しからず。
 純愛ゲームの草分けとして名を馳せたエルフも今や並以下のメーカー。

 グラフィックス、サウンドで一筋の輝きは見せてくれたものの、セリフ音声カットや一部シナリオの崩壊で台無し。ディレクション能力のなさを露呈した形になりました。
 敢えて購入する必要はないですが、それなりに長く楽しめるゲームなので、余裕がある人にオススメです。
CG枚数 251 HCG率 33% シーン数 90--
処女率 4/9 プレイ嗜好 ムーディー、オーソドックス、コスプレ 音声 一部あり
選択肢 マルチエンド 音声再生
既読スキップ バックログ オートプレイ
セーブ数 30 クイックセーブ ×    
CG鑑賞 シーン鑑賞 音楽鑑賞
ディスクレス ×        
・シーン数にはグラフィックスの差分がかなり含まれています
・非Hシーンの1枚絵イベントも回想可能(上記シーン数には含れていません)
・音声は1枚絵イベント以外なし(ヒロインも)

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