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  18OverDOragonQuest 伝説のかけら
   
(さんかく工房 2004/8/15)
ジャンル DQ3エロゲー版ADV  
特徴 ・心に広がるDQ3ifの世界
・笑い、感動、そして伝説へ…
・コストパフォーマンス高い
《感想》
 
 ドラゴンクエスト3をモチーフにした同人ゲーム。
 ダウンロード(elfics)販売サイトで購入しました。
 
 このゲームは2chの「DQのギャルゲーを本気で作るスレ」の企画から派生し、
 3年の時を経て完成したという異色のゲームです。
 
 ネットから派生したという点では、昨今ヒットを飛ばしている「電車男」を彷彿とさせます。
 まあ、こっちに興味は全くないですが、ドラクエとなれば話は別腹w
 
 特にドラクエ3は、個人的に一番好きなシリーズですから、
 かつて「小説ドラゴンクエスト」で心躍らせたように、
 再び活字と同じ形式で楽しめるとなれば、期待が高まります。
 
 とはいえ、二次創作は、自分の持つイメージが崩される危険性もあるわけですが、
 琴慈館のLove Marriageといい、
 同好の人が作るだけに、巷の映画化や続編アニメと違ってブレてないですね。
(ジャンルが異なるので比較が適しているかはこの際置いといて)
 
 非常にユーザーフレンドリーで「もしこうだったら」とか「こうだったらよかったのに」という、
 ファンのストレートな欲望を満たしてくれる不思議な魅力があります。
 
 全ての二次創作同人がそうとは限りませんが、少なくともこの「伝説のかけら」は、
 間違いなく懐かしさと楽しさを感じさせてくれる傑作でした。
 
 
 ストーリーは、大魔王ゾーマを倒した後のifシナリオ。
 
 ゾーマ討伐でアレフガルドの英雄となった勇者一行だが、
 ギアガの大穴が閉じてしまい、元の世界に帰れなくなっていた。
 
 ラダトームの人々に王侯貴族並みの待遇を受けるが、
 懐かしい故郷へ想いを募らせるメンバーたち。
 
 そんな矢先、ルビスが現れ魔法で元の世界に転送してもらうのだが、
 行き着いた先はドラゴンクエスト7の世界だった。
 
 果たしてパーティーは元の世界に帰れるのか?
 
 というのが、冒頭のお話。
 
 ルビス様が、そんなお茶目なヘマをやるとは思えませんがね…w
 
 と、とにかく、DQ7のダーマ神殿に飛ばされた主人公・勇者アルスが、
 元の世界に帰る方法を探しながら、パーティーメンバーや、
 新しく出会った人達と交流を深めるストーリーです。
 
 オリジナルはRPGですが、
 このゲームはメッセージウィンドウ型のアドヴェンチャーゲーム。
 ぶっちゃけエロゲーです(笑)
 
 世界を旅するのではなく、ダーマ神殿内でヒロインのケツを追いかけて、
 恋仲になりニャンニャンするのがメインテーマ。
 
 途中の選択肢でストーリーが分岐。
 意中のキャラにたくさん会ってフラグを立て、ハッピーエンドにするというシステムは、
 ギャルゲー然としていますね。
 
(ネタバレ部分のため背景と同色)
 
 18禁なので察しはつくと思いますが、
 間違っても健全(?)な冒険譚を期待してはいけません。
 元の世界に帰る方法は、ストーリー序盤ですぐ手掛かりが見つかりますし、
 帰る方法を見つけ、元の世界に帰るまでの経緯は省かれますので。
 
(以上ネタバレ終了)
 
 同人というと、即物的にHしてしまう、オカズゲーを連想してしまいますが、
 このゲームは想いが通じるまでの過程を重視しています。
 
 普段はドタバタコメディですが、肝心な部分はシリアスに、
 随所にドラゴンクエストや、2ちゃんねるのネタを絡ませながら、
 
 笑いや感動を誘う、非常にまとまりがあって優れたシナリオでした。
 設定がよくできていて、馴染みのキャラの会話が心地よく、
 ifの世界観を満喫できました。
 
 お気に入りのイベントは、
 口喧嘩をマホトーンで仲裁するシーンや水の羽衣を纏ったヒロインとのHシーン。
 月並みですが、そういった、ならではの場面がたくさんあり、
 プレイ中はニヤけっぱなしでしたw
 
 7の住人だけではなく3のキャラの他に、
 5のフローラや4のアリーナ、マーニャなどもサブキャラで登場します。
 
 残念だったのは、攻略対象が2人(+Hなし1人)しかいないこと。
 当初は4人の予定らしかったのですが、諸般の事情でカットされてしまったようです。
 
 2人だけでもボリュームは、充分あります。
 というか、コストパフォーマンスは最高です。
 
 値段とCG・テキスト量の釣り合いではなく、
 純粋に面白かったので終わるには惜しい、もっとストーリーを楽しみたかったという、
 ポジティブ(?)な不満がありました。
 
 まあ、次回作があるとのことなので、そちらを待ちましょう。
 
 
 背景やサウンドは、ほぼフリー素材で、
 立ち絵やイベントCGを複数の方が原画を担当されています。
 
 塗りも構図も、商業ベースと比較すると質は落ちます。
 しかし、良いに越したことはないにせよ、画力というより「ドラクエらしいか」が大事ですから、
 その点は、ばっちり抑えているので、見劣りは感じられませんでした。
 
 むしろ、メインヒロインのドロシーの魔法使いの出で立ち
(とんがりぼうし、緑のワンピース、マントetc)に
 代表されるように、細かいディティールをしっかり具現化できているので、
 作者の思い入れが伝わってきて心地良いCGでした。
 
 さすがに、実用性はなかったけどねw
 
 
 最後にシステム面で特筆すべき点。
 既読スキップがいまひとつ機能しないのでやりにくい。
 回想モードは全てのイベントが見れるところがうれしかったです。
 
(以下ネタバレデータ)
   処女:ドロシー、セレナ
 ※他のキャラは攻略不可のため不明
(ネタバレデータ終了)
総評・ゲーム詳細データ
 ドラクエファンのための、まさに同人にふさわしい素晴らしいゲームでした。
 小説を連載している立場としては、創作意欲を刺激されました。
 留意点があるとすれば、オカズゲーではないということだけ。
 もちろん「オリジナルがあってこそ」ではありますが、
 ストーリーのまとまりや、キャラクターの掛け合いなど、
 クオリティー自体においても相当高いので、ドラクエ用語に目を瞑れば未プレイの人でも楽しめます。
CG枚数 55 HCG率 14% シーン数 6
処女率 2/2 プレイ嗜好 オーソドックス、ファンタジー、ムーディ 音声 なし
選択肢 マルチエンド 音声再生
既読スキップ バックログ オートプレイ
セーブ数 100 クイックセーブ × 主人公名変更
CG鑑賞 シーン鑑賞 音楽鑑賞 ×
ディスクレス        
シーン数はHシーンのみ換算。
回想モードはシナリオも回想可
既読スキップは機能はあるが正しく動作しない。
音楽、背景などはフリー素材を使用

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