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  Canvas2 〜茜色のパレット〜
   
(エフアンドシー 2004/4/23)
ジャンル 立ち直り学園恋愛ADV
特徴 ・半分は優しさで出来ているw
・エロ薄いな〜><
・キャラがカワイイ!
《あらすじ》
 
 画家になる夢を諦め美術教師になった主人公とヒロインたちのハートフルストーリー。
 その原因になった過去の出来事以来、主人公は新しい絵を描くことができなくなっていた。
 頑なに心を閉ざす主人公だったが、ヒロインたちの純真さに触れるにつれて、絵を描くことの楽しさを取り戻していく…
 
 
《主要人物》
 
鳳仙エリス(ほうせん えりす)
 主人公の従妹。
 主人公の上京時に離れ離れになったが、絵の才能を認められ、主人公が教鞭をとる撫子学園に入学する。
 昔、よく構ってあげていたおかげ(?)でお兄ちゃん大好きっ子。
 主人公に近寄ってくる女性にライバル心を燃やしたり、ちょっとワガママだったり、甘えてくるところなど、理想的なカワイイ妹キャラ(・∀・)イイ!
 
 
萩野可奈(はぎの かな)
 撫子学園の2年生。
 幼児体型でとても年相応には見えないが、売れっ子の作家でもある。
 なぜか主人公に懐いていて、何かとまとわりついてくる。
 元気で舌足らず。底抜けに明るい。出し抜けにあけすけなことを言ってくるが、憎めず微笑ましく思えてしまう。
 
 
美咲菫(みさき すみれ)
 撫子学園の3年生。父親は有名な画家。
 本人は絵ではなく歌が得意。放課後、部活の仲間とは歌わず屋上でひとり歌の練習をしている。
 引っ込み思案でマイペース。しかし、芯は強くてハッキリと物を言う。
 主人公のボケに対しても律儀にツッコミんでくれる素敵さん。
 
 
 
桔梗霧(ききょう きり)
 主人公の幼馴染にして初恋の相手。
 撫子学園に体育教師として赴任してくる。さっぱりした性格で曲がったことが嫌い。
 一見、がさつに見えるが料理が得意な家庭的な面もある。
 赴任早々、いきなり主人公を尻に敷いてくる。
 年の割りに純真な面を持っている。普段突っ張っている分、時折見せるしおらしさが、たまらなく良かったりする。
 
 
 
鷺ノ宮紗綾(さぎのみや さや)
 本職はチェロのソリストだが、請われて撫子学園の理事長代理に。
 容姿に加え、気さくに接するので学園での生徒の人気は特に高い。
 天然&スピード狂で突拍子もない行動に驚くことにもなる。
 武道や作法にも通じており、凛とした佇まいや艶やかさも魅力的。
 
 
《感想》
 
 F&Cからは遠ざかっていたのですが、
 D.C.の七尾奈留さんが原画担当をされるというのと、木漏れ日の並木道とスタッフが同じという触れこみだったので、購入しました。
 
 ゲームの完成度は、非常に高いですね。
 CG、シナリオ、サウンド、ゲームシステムそれらがうまく融合し、まったりとして叙情的な世界観を表現・演出できてます。
 
 個々のクオリティーが高くても、バランスが悪いとゲーム然としすぎて、感情移入できないのですが、うまくプレイヤーを導いてくれています。
 前面に活躍は出てきませんが、ゲーム全体を統括するディレクターの方には敬意を表したいです。
 
 
 さて、個々の部分について詳しく分析してみましょうか。
 
 原画担当は前述の七尾奈留さんと ちこたむ さん、魚さん。
 画力としては申し分なし。目が大きくクリクリしてるので、実年齢(?)より快活で幼く見えます。
 画風の差はありましたが…しかし、同じ顔(画風)の人間(キャラ)は現実的に考えて有り得ないという持論があるので、複数の原画家体制は歓迎してます。
 ただワーク分散のために、実力不足な人を入れるというのは認めませんが。
 
 CGの塗りに関しては、淡い色調で綺麗です。ただ、全体的にコントラストが弱いので、可愛さが強調される替わりに、艶やかさは弱いですね。
 
 まあ、これはF&C作風みたいなものですが、Hシーンも男性とかアレの描写がほぼ無く、ヒロインが一人で横たわっている構図。
 シーン自体も輪にかけて少ないし…(下記の総評・詳細データ参照)エロは期待しないほうがいいでしょう。
 
 
 ストーリーはあらすじで述べたように、絵を描けなくなった主人公が、ヒロインたちとの関わりによって、過去と向き合い、再び夢に向かい筆を取る、という話。
 
 前作の5年後という設定になっているらしく、前作のキャラらしき名前が出てきます。
 前作を知らなくても不自由することはなかったのですが、あまりにも多用しすぎているので、未経験者を蔑ろにしているようで、いい気分はしなかったです。
 
 ともあれ、キャラの個性が良く立っていています。
 からかわれて膨れっ面になるエリス。
 揶揄を意に介さずマセた口をきく可奈。
 戸惑いながらも鋭い切り返しをする菫。
 サバサバと言いたいことを言う霧。
 ポケポケで我が道をいく紗綾。
 
 どれのキャラも表情豊かで、シナリオを読んでいて楽しい気分になりました。
 エリス役の新人の声優さんは、実力派の人たちの中で少し浮いてましたが;
 
 ゲーム中どの選択肢を選ぶかで、ヒロインごとのルートに分岐していきます。
 難易度も易しくて、基本的には、狙ったヒロイン寄りの選択をしていけば、問題ありません。
 ダブルブッキングすることなく、うまい具合にストーリーが展開します(笑)
 逆に都合が良すぎるため、先の展開が読めてしまい、盛り上がりに欠けるというのが難点でしょうか。
 
(ネタバレ部分のため背景と同色)
 
 主人公と霧の過去の関係の清算について。
 霧のシナリオでは、主人公のことを諦めきれず、就職浪人までして、主人公と同じ土地で働く可能性を求めた、という想いが本人から語られます。
 それほどまでの想いがあるのに、一転、他のヒロインのルートになると、あっさり身を引いてしまいます。
 エリスにしてもそう。憚らず「お兄ちゃん大好き!」と言ってる割には、激しく嫉妬するわけでもなく、簡単にあきらめてしまう。
 
 このように、攻略対象になったヒロイン以外の干渉を排除してしまっているため、身を削るような激しい感情のやりとりが弱く、主人公の自己完結で解決してしまう部分が多いです。
 
 対象のヒロインも、妙に物分かりが良くて、あっさり納得してしまうし…。
 
「みんないい人過ぎる」というのが欠点でしょうか。
 悪役不在のため、克服するテーマが軽すぎたのが、盛り上がりに欠けた原因ですね。
 
 ポスト・悪役が期待されていた幼馴染の柳君もいい人だったし…。
 
 

(以上、ネタバレ終了)
 
 これはこれで、まったりしていて良いのですが、欲を言えばジェットコースターのような(w)展開があっても良かったのではないかと思います。
 
 
 サウンドについて、CVについてはシナリオのところで述べたとおり。
 BGMについては、明るい曲から情緒溢れる曲まで、クオリティーが高くゲームの演出に花を添えてます。個人的にはギターとピアノがメインの曲がお気に入りでした^^
 アップテンポのオープニングテーマもいい感じです。
 
 
 ゲームシステムは、丁寧な作り込みで使い勝手も良好。
 特にクイックセーブのスロットが5つあって重宝しました。
 他、おまけモードが充実してるなど、センスのよさも目立ちました。
 
 贅沢を言うならDVDを出して欲しかった。CD3枚組はちとかさばる;
総評・ゲーム詳細データ
 コテコテの王道シナリオ。CG、シナリオどれをとっても秀逸で安定感抜群。
 プレイをして外すということは決して無いでしょう。
 反面、サプライズや実用性はいまひとつなので、冒険心を満たすにはやや荷が重いか。
 無条件に癒されたい人向け、オススメです。
CG枚数 92 HCG率 18% シーン数 7
処女率 5/5(主要人物のみ) プレイ嗜好 ムーディー、オーソドックス 音声 あり
選択肢 マルチエンド 音声再生
既読スキップ バックログ オートプレイ
セーブ数 40 クイックセーブ 主人公名変更
CG鑑賞 シーン鑑賞 音楽鑑賞
ディスクレス ×        
・セーブ数+オートセーブ40+クイックセーブ5
・クリアでスタッフのインタビューを聴けるようになります

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